2023年6月のラインナップ

 6月も話題作、続々。

 ビッグタイトルを並べただけでも、是枝監督最新作『怪物』、90年代ディズニーアニメの傑作の実写化『リトル・マーメイド』、時代をつくった世界中で人気を誇る『劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前後編』、バットマンもスーパーガールも出る『ザ・フラッシュ』、そして伝説のアクションシリーズ最終作となるだろう『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』

 これだけの話題作の連続だけならず、新世紀のチャッキー人形となるか『ミーガン』、前作が革命的ヴィジュアルと奇跡の面白さを誇った『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーマン』は期待するなというほうがムリ。

 アンドレア・ライズボローがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、批評家から絶賛された、宝くじが当たるも酒で身を持ち崩したシングルマザーのセカンドチャンスを描く『トゥ・レスリー』

 シネマシティでは岩浪音響監督が手掛けていることで知られるアニメ『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』

 劇場型タイムリープマシンとも言われるシネマシティらしいラインナップももちろん。

 《午前十時の映画祭13》からドラマ「マンダロリアン」でも引用された『アラビアのロレンス完全版 4K』、『AKIRA』や『鉄男』でも描かれた「肉体と機械の融合」を奇怪すぎるヴィジュアルで叩きつけてくるクローネンバーグ監督の傑作『ビデオドローム 4Kディレクターズカット版』

 ミニワンピースにノーパンのエッチなお姉さんが、おっさんたちの前に座って大胆に美脚を組み替えてみせる、どエロいシーンで世界をノックアウトした殺人ミステリー『氷の微笑』が4Kレストアと【R18+】指定で30年振りに帰還。
 4Kレストア、そして18禁。つまりはそういうことだ。公開当時日本では観られなかった夢が、今現実に。

 そしてとんでもない衝撃ビックリシーンが連続し、ヴァーチャルマシンにかけられて現実と夢の境界線が崩壊した男を描く大傑作SF『トータル・リコール 4Kデジタルリマスター』を1週間限定上映。傑作なので【極音】で。 

 また6月も毎週シネマシティに通うことになること間違いなし。
 スタジオで、お会いしましょう。