G.W.から幕開ける5月は、最初からロケットスタート。
4月からの『名探偵コナン 黒鉄の魚影』、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』をぶん回しながらも、大期待『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME3』をおなじみ【極爆】でかます。
続けて『ベイブ』『パディントン』に続く、ほんわか実写動物系ムービーと思いきや、観たことない鮮烈な映像で、ロバの目線から人間の愚かさと可笑しさを見つめる『EO/イーオー』は、シネフィル必見。
またディズニーファン、プーさんファンは来月公開の『プー あくまのくまさん』と併せて観るのも一興。
「音楽×狂気」ときたら『セッション』のシネマシティで観るのが正解。
そう、『TAR/ター』だ。
名女優ケイト・ブランシェットが、天才女性オーケストラ指揮者を演じ、ヴェネツィア国際映画祭、ゴールデン・グローブ、英国アカデミー賞など世界の映画賞で主演女優賞を受賞した、映画ファン、音楽ファン大注目のサイコスリラー。もちろん【極音】で。
トップ指揮者であるプレッシャーと、仕掛けられた陰謀によって彼女は闇落ちし、禁断の交響曲が奏でられる。
爆発音とエンジン音ならシネマシティまかせろの【極爆】『ワイルド・スピード ファイヤーブースト』はいつも通りの最高体験。
前2作も涙無しには観られない激アツながら、新作『クリード 過去の逆襲』はなんと主演のマイケル・B・ジョーダンが自ら監督。
初監督ながらROTTEN TOMATOESで批評家スコア89%、オーディエンススコアが96%というとんでもねえハイスコアを叩きだし「天は何物与えるんだよ」系天才と判明。
今回の敵は「征服者カーン」ことジョナサン・メジャースだ。
シネマシティと言えば「企画」系をご期待いただいていると思うが、5月はまず、2018年にごく小規模でBlu-ray上映しかされなかったにも関わらず、大きな話題を呼んだ、人体実験で殺人兵器と化した女子高生の壮絶な戦いを描く『魔女 THE WITCH』の続編公開を記念して、DCPで上映。
これは推したいので【極音】で。
主演はあの「梨泰院クラス」のヒロインで強烈な印象を残した、キム・ダミ。
もちろん続けて『魔女 THE WITCH -増殖-』も【極音】で上映。
今月の《月イチ アニオール》『SHIROBAKO』にあわせてアニメ業界で闘う若者たちを描いた『ハケンアニメ』の公開1周年記念を祝して1日だけ上映。
そして一番の大型企画は、ジム・ジャームッシュ、ウォン・カーウァイのレトロスペクティヴに続く「ポール・トーマス・アンダーソン/アーリー4ワークス」を開催。
スクリーンで観られることはレアな『ハードエイト』『ブギーナイツ』『マグノリア』『パンチドランク・ラブ』の初期4本をDCP上映。
シネフィルはもちろんのこと、『マグノリア』だけは「ジョジョの奇妙な冒険」好きは絶対に見逃すことのないように(理由はネタバレになるので検索厳禁)。
そして2回目となる<ドレスコーズ×シネマシティ>の「ドレスコーズの味園ユニバース」は、またも志磨遼平さんのトークショーつきで。
シネマシティHPでWeb予約/販売します。
《午前十時の映画祭13》は伊丹十三監督の代表作2本『お葬式 4K』と『マルサの女 4K』と、間違いない傑作。
まだあかせないシークレット2本は大人気アニメとライブビューイング。
お楽しみに。