それは去年の、夏の終わり。
後に映画史に刻まれることになる、哀しく震えるアン・ハサウェイの歌声にのせて映し出される予告映像の、そのあまりの映画的美貌に心奪われ、まだ本編未完成にも関わらず、シネマシティではこの作品をイベント上映化することを決定、その特設ページにこう記しました。
「世界でもっとも美しい『レ・ミゼラブル』をお届けしたい」
そのため舞台版『レ・ミゼラブル』に初演から携わっていらっしゃる音響家の方に調整を依頼。
アフレコではなく、撮影時実際に歌ったものを録音したという今作の特徴的な音を活かした、ほんのわずかな息もれすら描く繊細さと、高らかに歌い上げられる「民衆の歌」を圧倒的な迫力で聴かせる、素晴らしい音にしていただきました。
————公開後の反響、それは素晴らしいものでした。
評判は瞬く間に広まり、都内や他県からもたくさんのミュージカルファン、『レ・ミゼ』ファンの皆様にいらっしゃっていただき、おかげ様で大都市でないにも関わらず、日本でも有数の観客動員数となりました。
この多大なご支援に感謝して、シネマシティでは異例の長期間上映を続け、いよいよ東京で上映を続ける最後の劇場となりました。
そしてなお、上映を継続して参ります。 なぜならば、イベントページには、続けてこうも記したからです。
研ぎ澄まされた音楽が、心をどれほどに動かすものか。なぜ映画には映画館という場が必要なのか。
それを言葉ではなく「音」で、証明してみたいと思います。
それが達成できたかどうかは、お客様のご判断にゆだねるよりほかありませんが、ひとつの目安は、DVD/Blu-rayが発売された時でしょう。
その時初めてわかることがあるかも知れません。極上音響上映とは、どういうものだったのか。
そのためソフト発売日である6/21(金)を越えて、6/27(木)まで、上映いたします。
6/15(土)〜6/21(金)には最大劇場ａスタに復活もします。
当初と変わらず、繰り返しご覧いただけるよう、シネマシティズンメンバー様は男女問わず平日1,000円、土日祝1,300円の特別価格のままです。
あとわずかですが、どうぞ引き続き応援、よろしくお願いいたします。
http://www.youtube.com/watch?v=tv6JJp88UlE (作品特報)
https://cinemacity.co.jp/event/gokuon2012/index.html (極音イベントページ)
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