かつて渋谷を中心に巻き起こったミニシアターブームをリードした監督のひとり、ジム・ジャームッシュ。
独特なシルバーへアとサングラスの、そのクールなルックスを裏切らない洒落た映像と、散りばめられた、ズラしてひねった笑い(当時はやたらとオフビートという言葉を使ったものだった)、ひとつ上のセンスの音楽が流れる傑作を連発し、目の肥えたシネフィルたちを唸らせた。
そのジャームッシュの軌跡を振り返るレトロスペクティブをシネマシティでも。
今夏4つのミニシアターをまたいだ大型企画として大人気を博したが、シネマシティでは遅れたものの、全12作を上映。
もちろん音楽が重要な作品要素であるジャームッシュ作品ゆえ、いくつかはベテラン音響家に依頼して綿密に音響調整して贈る【極上音響上映】で。
詳細は後日。
時には「映画ファンのためのシネコン」を標榜していることを思い出させてくれる、こんな企画を。
この仕事をさせてもらっている、その幸福が胸にあふれる。
各作品の詳細は、下記の公式HPにて。