独房の死刑囚を描き出す『約束　名張毒ぶどう酒事件死刑囚の生涯』公開中。

公式HP　http://www.yakusoku-nabari.jp/

東海テレビ放送の名物ドキュメンタリー「司法シリーズ」を手がける齋藤潤一（監督）と阿武野勝彦（プロデューサー）が「名張毒ぶどう酒事件」発生当初から蓄積した圧倒的な記録と証言を再検証し、再現ドラマスタイルで世に問う映画『約束名張毒ぶどう酒事件死刑囚の生涯』を5／31（金）まで公開中です。

獄中から無実を訴え続けている死刑囚がいます。奥西勝、８６歳。昭和３６年、三重県名張市の小さな村の懇親会で、ぶどう酒を飲んだ女性５人が死亡しました。「名張毒ぶどう酒事件」です。奥西は一度は犯行を自白しますが、逮捕後、一貫して「警察に自白を強要された」と主張、１審は無罪。しかし、２審で死刑判決。昭和４７年、最高裁で死刑が確定しました。戦後唯一、無罪からの逆転死刑判決です。事件から51年。際限なく繰り返される再審請求と棄却。その間奥西勝は2桁を越える囚人が処刑台に行くのを見送りました。いつ自分におとずれるか分からない処刑に怯えながら。あなたは、その恐怖を、その孤独を、その人生を、想像することができますか？