2/24(土)から映画音楽のレジェンドを称える「マエストロ モリコーネ/その旋律に酔う映画たち」開催。『華麗なる大泥棒』『モリコーネ 映画が恋した音楽家』『海の上のピアニスト』「ドル3部作4K」『ニュー・シネマ・パラダイス』35mm

 生涯で500作以上ともいわれる、あらゆるジャンルの映画やTV作品に音楽を作ってきた巨匠エンニオ・モリコーネ。

 その偉大な軌跡を追うドキュメンタリー映画を軸に、中でも広く愛されてきた代表作のほんの一部を、可能な限りの優れた音響で。
 それがシネマシティ独自企画「マエストロ モリコーネ その旋律に酔う映画たち」。

 4Kの美麗映像も、忘れ難き35mmフィルムの魔術的な味わいも。
 一部はベテラン音響家による綿密な調整を施した【極上音響上映】で。


日時■
『華麗なる大泥棒』【極音】
 2024年2月24日(土) – 29日(木) ※日本最終上映
『モリコーネ 映画が恋した音楽家』【極音】
 2024年3月1日(金) – 14日(木) 2週間
『海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版』【極音】※《午前十時の映画祭13》作品
 2024年3月15日(金) – 28日(木) 2週間
『荒野の用心棒 4K』
 2024年3月22日(金) – 28日(木)
『夕陽のガンマン 4K』
 2024年3月29日(金) – 4月4日(木)
『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K』
 2024年4月5日(金) – 11日(木)
『ニュー・シネマ・パラダイス』【極音】
 2024年4月12日(金) – 18日(木)
会場■各作品別々のスタジオになりますのでタイムスケジュールをご確認ください
料金■通常料金 ※各種割引適用
チケット■通常スケジュールでWeb予約および窓口販売

作品紹介

THE BURGLARS (C) 1971, renewed 1999 Sony Pictures Television Distribution (France) SNC. All Rights Reserved.
華麗なる大泥棒 (71)【極音】
DCP上映
2024年2月24日(土) – 29日(木)

 ジャン=ポール・ベルモンド主演「フランスの実写版ルパン三世」とも言われる『華麗なる大泥棒』。日本での上映権が切れるとのことで、シネマシティが動かないわけにいかない。

 3人の男と1人の女。
 彼らはアテネにある豪邸に押し入り、鮮やかな手際で大粒のエメラルド36個を盗み出す。
 4人は港へ向かうが逃亡のための船が修理中で、それぞれ別行動で身を潜めることに。
 そんな彼らをベテラン警視ザカリアが追うが、その真の狙いは4人の逮捕ではなく、奪ったエメラルドだった……
 
 監督は『地下室のメロディー』のアンリ・ベルヌイユ。
 モノラル音声ながら、綿密な音響調整で最後を飾るにふさわしいグッとくる音、聴かせます。

 上映時間確認、Web予約はこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3037


(C)2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras
モリコーネ 映画が恋した音楽家(23)【極音】
ドキュメンタリー/DCP上映
2024年3月1日(金) – 14日(木)

 今企画の柱となる、偉大なる音楽家の生涯を知るドキュメンタリー映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』。監督はこの人しかいない、ジュゼッペ・トルナトーレ。

 1961年にデビュー、亡くなった2020年までに、500作品を超える映画やTV作品に音楽をつけてきた伝説的音楽家エンニオ・モリコーネ。

 その中でも選びに選んだ傑作たちの名場面と、ワールドコンサートの演奏、そしてクリント・イーストウッド、オリバー・ストーン、ウォン・カーウァイ、クエンティン・タランティーノら超一流の監督たちやプロデューサー、音楽家仲間へのインタビューによってその生涯に迫る、映画ファン必見の傑作ドキュメンタリー。

 上映時間確認、Web予約はこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3048


(C)1998 MEDUSA
海の上のピアニスト(99)【極音】
 4Kデジタル修復版/DCP上映
2024年3月15日(金) – 28日(木)

 《午前十時の映画祭13》作品から。
 モリコーネとの黄金コンビと言えばこの人、ジュゼッペ・トルナトーレ監督。
 
 豪華客船の中で生まれ、その中で育った男、ナインティーン・ハンドレッド。
 やがて乗客等はダンスホールから流れ来る、えも言われぬ美しいピアノの音色を聴くことになる。
 それはナインティーン・ハンドレッドが奏でたもの。

 これは、音楽と物語を愛する大人のための寓話。
 激動の20世紀という時代が生み出したもの、そして滅び行くもの。

 上映時間確認、Web予約はこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2802



※今回は『イタリア完全版』の上映はありません

© 1964 Unidis, S.A.R.L. All Rights Reserved.
荒野の用心棒 4K(64)
DCP上映
2024年3月22日(金) – 28日(木)

 日本が世界に誇る傑作『用心棒』の西部劇リメイク。
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でのマーティのモノマネで知っている方も多いかもだ。

 メキシコ国境の町に一人の流れ者がやって来た。
 ジョーと名乗るそのガンマンは、町を牛耳る二大勢力、悪徳保安官バクスター一家と情無用の悪党ロホ一家を争わせ、一挙に共倒れさせようと画策するが…。

 アメリカ西部の物語だから「西部劇」のはずが、なぜかイタリアで量産され、いわゆる「マカロニ・ウェスタン(アメリカではスパゲティ・ウェスタン)」と呼ばれる一大ジャンル築かれることになる、そのきっかけのひとつとなった傑作。

 上映時間確認、Web予約はこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3050
 公式HP https://dollars-trilogy4k.jp


© 1965 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved
夕陽のガンマン 4K(65)
DCP上映
2024年3月29日(金) – 4月4日(木)

 『荒野の用心棒』の世界的大ヒットを受けて、ノリにのってきたセルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演、エンニオ・モリコーネ音楽のトリオの技にさらに磨きがかかった2作目。

 大悪党エル・インディオが脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。
 インディオ一家を追う2人の賞金稼ぎ、若きモンコとモーティマー大佐は商売敵だったが、一家全員の賞金山分けを条件に手を組むことに。
 しかし大佐には別の目的があった…。

 2人の賞金稼ぎの友情と闘いを描いた、難しいことはどうでもいい、ただ血なまぐさくてカッコいい西部劇。

 上映時間確認、Web予約はこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3051 
 公式HP https://dollars-trilogy4k.jp


© 1966 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved.
続・夕陽のガンマン 地獄の決斗 4K(66)
DCP上映
2024年4月5日(金) – 11日(木)

 「続」という文字にダマされるな。
 昭和ではよくあったことだ、前作とは一切関係ないからな。
 『続・激突!/カージャック』とか、ひどいものだと『サスペリア PART2』なんて『1』より前に作られてるから。

 南北戦争下、賞金稼ぎのブロンディとお尋ね者のトゥコは、いかさまを仕組んでは巻き上げた賞金を山分けにしていた。ある時、瀕死の南軍兵士から軍資金20 万ドルの隠し場所を訊き出した二人は、その地に向かう途中、運悪く北軍の捕虜に。そして捕虜収容所長のエンジェル・アイズもまた20万ドルの行方を追っていた…。

 2本も大ヒットを放ったセルジオ・レオーネ監督には、ついに大予算が転がり込む。
 そして作られた3時間の超大作。英題「The Good, The Bad and The Ugly(いいヤツ、悪いヤツ、醜いヤツ)」というタイトル通り、欽ドン的な感じで三つ巴の争いを繰り広げる、これまた傑作。

 上映時間確認、Web予約はこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3052
 公式HP https://dollars-trilogy4k.jp


©1989 CristaldiFilm
ニュー・シネマ・パラダイス(89)【極音】
35mmフィルム上映
2024年4月12日(金) – 18日(木)

 この映画をデジタルで観ても、一番大切なものがこぼれ落ちている気がする。

 今企画のトリであり、最大の目玉とも言えるのが『ニュー・シネマ・パラダイス』の35mmフィルム上映。
 「映画」というものが世界にもたらしてくれた、あらゆるものへの想いを深いノスタルジーで描く、映画館映画の特別な傑作。
 あの主題曲を思い出すだけで、目の前がにじむ。

 今や使う機会はごく稀で、維持には手間も費用も掛かる。
 それでも決して、シネマシティがフィルム映写機を手放さないのには、理由がある。
 ここには、それが描かれている。

 上映時間確認、Web予約はこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3049