存続すら問われる試練の年、しかしそのスタートは、華々しい。
すでに公開されたアメリカでは記録的な超特大ヒットとなっている『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』は、批評家も観客も大絶賛で(Rotten Tomatoesでは12/27時点でTomatometer 93%、Audience Score 98%)、日本でも間違いなく大きな数字になるはず。もちろんファンを MCU & SSU世界に胸ぐらつかんで引きずり込む【極爆】で。
シネマシティ的目玉はやはりミュージカル。
公開延期になったこれもまたアメリカでは絶賛の嵐のスピルバーグ版『ウエスト・サイド・ストーリー』(2月14日公開)まで、大名作連発。
まずはアカデミー作品賞をかっさらったセクシー悪女2人が暴れ回るブラックなコメディミュージカルの傑作『シカゴ』、そして間髪入れずに、いまだミュージカル映画史上最大の問題作にして、カンヌ映画祭グランプリ受賞、歌う巫女ビョーク主演の、魂をえぐり抜く音楽賛歌『ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版』、そして同じく音楽を称えつつもそのテイストは180度違う、みんな大好き最高 of 最高のゴスペルミュージカルコメディ『天使にラブ・ソングを…』。
しかも2月の頭には、まだ超大型独自隠し球もご用意。2月14日まで怒濤のミュージカル攻め。
長くなりすぎるのですべてはご紹介できませんが、特筆すべきは35mmフィルム上映で久々に帰ってくる『ハチミツとクローバー』でしょ。出演者の、とんでもなく豪華なこと。そしてみずみずしいこと。
シークレット2本のうち、もう1本も35mmフィルム上映、もう1本はアニメです。
それから緊急事態宣言による休映の影響で上映できていなかった《午前十時の映画祭11》『マディソン郡の橋』を、クリント・イーストウッド主演監督の新作『クライ・マッチョ』公開にあわせて上映。
下旬にはすべてのスクリーンのプロジェクタが新調され「音響のシネマシティ」のみならず「映像もシネマシティ」になれているはず。たぶん。
2022年は最高の年にしてやるからな! 動画配信ばっかりじゃ満足できないよ。
お楽しみに!