2021年7月のラインナップ

2021年6月30日

早くも暑くなりそうな夏の気配が陽の熱に宿り始めましたが、避暑といえば、映画館。

7月はのっけから、大怪獣ぶん殴りあい世界タイトルマッチ『ゴジラvsコング』で景気づけ、これぞ【極爆】という体感を映画ファン、怪獣ファン、格闘技ファンに叩きつける。

すっかり「ディズニー+」漬けが続いたマーヴェルファンに映画館での興奮を思い出させる、延期に延期の『ブラック・ウィドウ』ついに。

今年の夏アニメは『デジモン』『サマーウォーズ』の世界観再来を想わせる、細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』

そしてシネマシティと言えば、音楽モノ。
世界のポップスター、ビリー・アイリッシュの私生活や音楽制作現場、そして歌うところもたっぷり見せるドキュメンタリー『ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている』
『ブライトバーン/恐怖の拡散者』のエンドロールで流れた“bad guy”最高だったでしょ?

そして激推ししたいのは、なんといってもアメリカで社会現象を巻き起こしたラップミュージカル舞台「ハミルトン」の作詞・作曲・主演、『モアナと伝説の海』の歌モノの作詞・作曲、『メリー・ポピンズ リターンズ』でガス点灯夫を演じるなど、クリエイターとしてもパフォーマーとしても、とんでもない才能を爆発させる天才中の天才、リン=マニュエル・ミランダの名を世界に知らしめた伝説的傑作ミュージカル舞台の映画化『イン・ザ・ハイツ』
冠はなくても、これこそシネマシティでぜひ観るべき!

そして映画ファンにはたまらない《午前十時の映画祭11》からスタンリー・キューブリックの大傑作2本。
タイトルからすら20年過ぎようとも、人工知能の暴走と人類進化というテーマ、鮮烈に過ぎるヴィジュアルに打ちのめされる『2001年宇宙の旅』と、雪に降り込められた山奥の大ホテルで少しずつ精神を狂わせていく小説家を、出てきた瞬間から正気とは思えないジャック・ニコルソンが怪演、多くの映画ファンが「史上最恐/最狂映画」として挙げる『シャイニング』

シークレットは「あるお方」のプロデュースで贈る名作たちと、「遅れてのシネマシティ」でようやく、お待ちかねのあのアニメ。

ほかにもいろいろ、7月もお楽しみに。