2/9-2/15『ジーザス・クライスト=スーパースター』極音上映 素晴らしすぎて特設ページ作成 

2013年1月31日

素晴らしすぎる!

先日深夜、音響調整を行いました『ジーザス・クライスト=スーパースター』がとてつもなく面白く、とてつもなく音が良かったので、ほとんど知られずに埋もれていくにはあまりに惜しく、一人でも多くの方にご覧いただきたく、情熱が暴走して特設ページ作成しました!

特設ページ https://cinemacity.co.jp/event/jesus/index.html

はっきり言って予告編はピンとこないですが、しかし、この『ジーザス・クライスト=スーパースター』という作品はそもそもメチャクチャ面白く、1973年にノーマン・ジェイソン監督で一度映画化もされています(なぜか未DVD化で現在観ることが非常に難しいのが残念。もちろん企画担当遠山はレーザーディスクで持ってます・笑)。

劇団四季の斬新な演出の舞台をご覧になられた方も多いでしょう。
《エルサレム版》と《ジャポネスク版》の二種類の演出があり、むき出しの岩石が舞台に荒野のごとく拡がる《エルサレム版》に、歌舞伎メイクと和楽器サウンドで度肝を抜かれる《ジャポネスク版》はいずれも衝撃的。

今作も遥か昔のエルサレムでの物語を、今この時代に置き換え、巨大スクリーンを多用した大胆な演出です。
なぜならば、この物語は「ほこりを被った古ぼけたファンタジー」などではなく、今この時もどこかで繰り返されている、理想をかかげ闘う若者の物語だからです。

太宰治の短編小説「駆け込み訴え」をお読みになられるとよいでしょう。
数十分で読める傑作です。青空文庫にもあります。
これはイスカリオテのユダの息もつかせぬ激烈な告白、その一人語りの小説ですが、本作と魂が通じています。

高すぎる理想、もてあます才能、激しすぎる愛情、やり場のない憤怒。
これら感情の巨大な塊が、ソウルフルでロックな叫びにのせて燃えさかります。

そして今作の撮影・録音を担ったのは『オペラ座の怪人 25周年記念公演』のスタッフ。
かの時のサウンドも素晴らしいものでしたが、今作も期待を裏切らないハイクオリティ。
「kicリアルサウンド」そしてcスタジオとの相性がばっちりで、調整をお願いした井出さん、増さんも納得の完成度。

『レ・ミゼラブル』でミュージカルの素晴らしさに目覚めたみなさん、これもぜひご覧下さい。
たった一週間の限定上映ですが、たくさんの方に来ていただければアンコール上映だってきっとできます。
みなさんのご来場、そして情報拡散、なにとぞよろしくお願いします。

一人でも多くの方に、この感動を!

上映期間■2013年2月9日(土)~2月15日(金)
料金■特別興行につき2000円均一