【アメオトノオト】『デューン 砂の惑星 PART2』

立川シネマシティの映写チーフ、雨宮が【雨音 AMEOTO】のサインをつけた、個人的に音推しの作品についてコメントしていく【アメオトノオト】。

『デューン 砂の惑星 PART2』
SCOPE/4K/LPCM 7.1ch 2024/03/15(金)~上映中 
デューン 砂の惑星 PART2 (cinemacity.co.jp)

【AMEOTO】自体はちょこちょこサインを付けていて、いろんな作品の良さをアピールしていましたが【アメオトノオト】はご無沙汰ですね。
ご無沙汰な重い腰を上げて、いや飛び跳ねてどうしても皆さんにアピールしたい作品が久々に来てしまいました。それが『デューン 砂の惑星 PART2』です。PART1ですら、映画史に残る最高峰のクオリティを有していると個人的には考えていますが、PART2も期待を裏切りません。映像も音もクオリティお化けと言える凄まじい作品です。

作品はIMAX撮影などもありIMAXやドルビーシネマを推しているように思えます。推したくなるのも解るなと思えるクオリティです。これは各上映フォーマットの一番良いところを全て試せて惜しみなく本気を発揮できる作品だと思います。そして映画館が試される作品の一つであり、試される作品に喜んで「吶喊!」と満面の笑顔でチャレンジするのもシネマシティかなと。

IMAXやドルビーシネマのような専用の上映設備は持っていませんが、シネマシティだからできる『デューン』があります。映像も大きさでは勝てませんが劇場のポテンシャルによる綺麗さや繊細さであればIMAXやドルビーシネマにも負けるとも劣らないと自負しています。

シネマシティでの音声フォーマットは7.1ch上映ですが、『デューン』の素晴らしいサウンドを日本でここでしか聴けないという上映ができていると思っています。
低音も凄いのですが、音の美しさも凄いです。そして美しい音の場合、人は音圧を感じにくくなります。歪まないスピーカーで音源も美しい音の場合どこまででも音量を上げられるのではないだろうかと感じてしまう事があるのですが、『デューン 砂の惑星 PART2』ではそれが起こってしまい、いわゆるリファレンスレベルといわれている音量ですら機材を見るとどの機材もリミッターがかかるほどの信号が来ています。正直、壊れるんじゃないかこれと不安もありますが、正しく上映するには必要なので必要経費と思っておきます。

今週は映像の綺麗さと大きさ、サラウンド感や音の定位はシネマシティで一番の「bスタジオ」だけでしたが、次の金曜日からは

色々が頂点になりえる「aスタジオ」
ちょっとやんちゃだけどトータルバランスが高すぎて総合点では一番な「cスタジオ」
映像も音もスタジオの名に恥じない一番スタジオっぽい「dスタジオ」

と、かなり色んなスクリーンでもかかりますので、ぜひシネマシティでご覧ください。