【アメオトノオト】jスタジオのプロジェクター入れ替え作業風景

本日より、プロジェクターの入れ替え作業をしていきます。その風景を簡単に紹介します。

今日はjスタジオの入れ替えです。

 

jstで使われていたプロジェクターのSony SRX-R320
10年間お疲れ様でした。ちょっと汚いねごめんなさい

まずは、今まで使っていたプロジェクターを撤去させるところですね。ここのjstは映写角度がとても付いてしまう難しい劇場です。映写機やプロジェクターがこんなに傾いている事はあまりありません。導入の難易度が高いです。

新しいBarcoプロジェクターSP2K

新しいBarcoのプロジェクターさんです。二回りぐらい小さくて可愛いですね。

新しいレンズは小さい

レンズはこんな感じで取り付けられます。

レンズです。劇場が小さいのでレンズも小さいですね。取り付けるとこんな感じ。

配線を作ったりしているところ

プロジェクターにはSMSという小さいサーバーが一緒に入っていてそのサーバーで電気を消したり付けたり、カーテンマスクを動かしたりするアクションを行います。その他にも音声を音響機器に送ったりもするので、その辺のケーブル類の配線を作っているところです。

このカメラで映像の色を測定するよ。とても高い

画郭の調整をはじめたところ

上のカメラは、映像の色を調整する時に使うカメラです。とてもお高いです。ちょっと高級な車が買えるぐらい。
まずは色の前にある程度画郭を合わせてスクリーン内に投影する位置を決めていきます。

場内でさっきのカメラを使って測定しながら色の調整をしているところ

色の調整をしているところです。手前の光っている物体がさっき紹介したカメラです。
左側に赤い色の光点がありますね。あれはいわゆるドット抜けです。今回は奇跡的にDMDというDLPプロジェクターの機構が復活してくれてドット抜けは無くなりました。

ビフォー
アフター

これ何の比較だかわかる人は相当なプロジェクターマニアです。
色味が違うのはごめんなさい、カメラの自動補正がついちゃって上手く撮れませんでした。色は本来は両方同じ感じです。
コンバージェンスというものがプロジェクターの色の設定であり、赤、青、緑の3色の重なり具合を調整する工程があります。1枚目でも基本的には合格点です。でもちょっとだけ緑が上方向にずれているので、それが気になりヒビノイマジニアリングさんに頑張って治してもらいました。
結果とても綺麗になりましたが、本来ここまでコンバージェンスが綺麗に整うは稀です。かなり状態がいい映像になっています。2枚目がその写真なので、ちょっと赤みが強く見えますが、肉眼だともっと綺麗な白黒です。

設置完了

いろいろトラブルも起きましたがなんとか設置できました。やっぱ角度がすごいですね。あと10スクリーンお楽しみに。
本日1月12日から稼働しています。今jスタジオで音的にも絵的にもオススメな作品はこちらです。参考にどうぞ。
『ただ悪より救いたまえ』
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2345
『マトリックス レザレクション』
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2334

新プロジェクタ稼働開始スケジュール

 シネマ・ワン 
jスタジオ … 1月12日(水)
iスタジオ … 1月14日(金)
kスタジオ … 1月15日(土)
gスタジオ … 1月18日(火)
fスタジオ … 1月19日(水)
hスタジオ … 1月20日(木)

 シネマ・ツー 
dスタジオ … 1月21日(金)
eスタジオ … 1月25日(火)
cスタジオ … 1月26日(水)
bスタジオ … 1月27日(木)
aスタジオ … 1月28日(金)

※それぞれのスタジオの稼働開始日前日はお休みさせていただきます。
※状況により、予告なく日程変更の可能性がございます。
※サウンドプロセッサの稼働スケジュールは後日発表します。