【アメオトノオト】『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『ザ・スーサイド・スクワッド』『ドント・ブリーズ2』『ターミネーター2』

2021年8月17日

チーフプロジェクショニストの雨宮が【雨音 AMEOTO】のサインをつけた、個人的に音推しの作品についてコメントしていく【アメオトノオト】。
舞台裏のエピソードなんかも紹介したり。

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
a,cスタジオ/鶴岡音響監督監修/上映中
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2222

シネマシティでの上映を心待ちにしていた『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。
音響調整は恒例の鶴岡音響監督に監修してもらう。わんわん泣きながら感情に任せて調整したので不安だったが、cスタを聴いていただく。
しばらく上映すると、鶴岡音響監督から、

「スカイウォーカーサウンドで作ったらこの音とバランスになっていたよ。完璧なスタジオサウンドだよ」

とシネマシティのスタジオという劇場の呼び方に恥じない最高の褒め言葉をいただいた。驚くべきことに、その一言でcスタの調整は終了。

aスタは少し演出的に、物語の空気に包まれるニュアンスを足した調整になっていて、キャラクター達から溢れ出る様々な感情をより深く感じていただけるはず。

もちろん、cスタもaスタも、鶴岡音響監督の素晴らしい作品の音作りがあってこその、この結果。

上映開始してしばらく経ちますが、この嬉しい一言をどうしてもファンの皆さんにお伝えしたかったので。


『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』
a,bスタジオ/上映中
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2232

あぁ、もう好き!とても個人的な感想が真っ先に出て来てしまった。
あのギャグと音楽とどんちゃん騒ぎの面白さは映像が綺麗なだけでは伝わらない。
aスタのキリっとしたノリノリなサブウーファーMeyerSound 1100-LFCの低音と正面の左右と真ん中のラインアレイ「LEOPARD」の高解像度の音も、bスタのMeyerSoundの名機と言われているMTS4Aと650Pのコンビのどちらも最高の状態で用意させていただいたので、まず信頼のaスタbスタで試してみて欲しい。


『ドント・ブリーズ2』
f,hスタ/上映中
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2235

前作『ドント・ブリーズ』の時の秀逸なサウンドデザインは見事に踏襲したまま、観客の不安や恐怖感を煽りつつ、遊園地のアトラクションのような音もある中で、意識を物語から逃がさないサスペンスのお手本のような音。
シネマシティの中でも随一の音の表現力を有するfスタとの相性もよく、とてもオススメの作品の一つ。サラウンドの使い方に意識が行きがちではあるが、この作品の凄さは音の遠近表現にあると思う。

耳を澄まして、遠くの音、近くの音に翻弄されてほしい。


『ターミネーター2』
bスタ/8/13(金)-8/19(木)
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2230

誰もが知っている『ターミネーター2』の完璧なリマスター版。シネマシティでは2度目の上映になり今回はbスタでの上映。
4Kリマスターの映像美に負けない5.1chリマスタリングされたサウンドは必聴レベル。
あのおなじみの曲をbスタのMeyerSound MTS4Aと650Pのコンビで浴びて欲しい。それだけで劇場に来た意味があったと思える素晴らしさ。