2025年1月のラインナップ

2024年12月28日

2025年は、周年企画もあり、シネマシティがまた大きく変わるであろう年。
新しい試みにも次々に挑戦していく所存です。
どうぞ2025年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いします。

さて正月最初は、まずは勢いをつける『バーフバリ』のプラバース主演最新作『カルキ 2898-AD』
「スター・ウォーズ×マッドマックス×インド神話」といった本作は、インド映画史上最高額の制作費を投入し、今後も「KALKI CINEMATIC UNIVERSE:KCU」を展開しようという野心的な試み。
なんかどっか観たことある画が続出するものの、インド風味が強烈すぎてインド映画以外のなにものでもないエンタメモリモリ作品。音楽たっぷりなんで【極音】でドカンと。

同日公開はこれぞ正月映画というお祭り作品『レッド・サン 4Kデジタルリマスター版』
三船敏郎×アラン・ドロン×チャールズ・ブロンソンというお子様ランチ状態の豪華スター共演で送る、サムライvs.ガンマンの激アツアクション!
ショーン・コネリー時代の初代007シリーズを作った巨匠テレンス・ヤング監督の代表作。
映画の面白さがぎゅっと詰まった傑作、お見逃しなく。

12年間も続いている大人気TVドラマ「孤独のグルメ」がついに映画化『劇映画 孤独のグルメ』
しかも主演の松重豊さんが監督も務めるという話題作。
今回はなんとフランス、韓国、そして日本を巡る、劇場版ならではの壮大なストーリー。

『エヴァンゲリオン』シリーズの「スタジオカラー」制作、鶴巻和哉監督のガンダム!
話題騒然の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』が1月の最も人気作になるのかも。
もちろんシネマシティでは【極爆】で迫力マシマシでお届け。

なんか大泉洋、むちゃくちゃカッコいいんですけど。
『室町無頼』は史上初、武士として一揆を起こした人物、蓮田兵衛の戦いを描くもの。
日本映画を支えていくであろう才能、入江悠監督最新作(『SR サイタマノラッパー』『22年目の告白 私が殺人犯です』)。

ひさしぶりの香港カンフー映画、サモ・ハンまだアクションするんか!
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』はタイトルにもある通り、九龍城砦を舞台に、黒社会の男たちが覇権を争う、大バトルもの。
 谷垣健治アクション監督、川井憲次・音楽というゴールデンコンビ作なので、期待大。
 そりゃ【極音】で。

本格日本映画を観たい映画ファンにはこれ、黒澤明監督のもとで助監督を続けていた小泉堯史監督最新作『雪の花 ともにありて』
『雨あがる』『博士の愛した数式』など、上質な、日本映画界の良心ともいえる小泉作品。
江戸時代の終わり、福井藩で大流行した疫病から人々を救うために奔走した町医者の物語。

90年代の音楽シーンを席捲したblurのドキュメンタリーとLIVEフィルムが同日公開。
『blur:Live At Wembley Stadium ブラー:ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム』がLIVEを、『blur:To The End ブラー:トゥー・ジ・エンド』がその裏側を描くドキュメンタリー。
『LIVE at Wembley Stadium』は音楽のために生まれた映画館として【極音】で。

映画ファンのためのシネコンとして激推ししたいのは、スペインの天才映画監督ペドロ・アルモドバル最新作『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』。ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
とにかく衣装、インテリア、小道具にいたるまで、怖ろしいほどのハイセンスで画面が埋め尽くされ、あまりの美しさに物語が頭に入ってこないほど。
それに加えドラマ演出の手腕も冴えに冴え、毎作胸がいっぱいになる傑作ぞろい。音楽もすごいよ。

『ソーシャル・ネットワーク』『グランド・イリュージョン』の俳優ジェシー・アイゼンバーグによる長編映画監督作2本目が『リアル・ペイン 心の旅』
今作は様々な映画賞でノミネートされたり受賞したりされており、ゴールデングローブ賞でもコメディ・ミュージカル部門の作品賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞にノミネート。
注目すべきは『ホーム・アローン』のマコーレー・カルキンくんの弟で、『マイ・フレンド・メモリー』や『サイダー・ハウス・ルール』で強い印象を残したものの、しばらく鳴りをひそめていたキーラン・カルキン。

脱獄モノの傑作と言えばこれ、『パピヨン』。日本公開50周年を祝してリヴァイヴァル。
胸に蝶のタトゥーを持つことからパピヨン(蝶)と呼ばれる金庫破りと、偽札づくりの天才がタッグを組み、逃げ出すことはまったく不可能の思われる絶海の監獄島から脱獄を企む。
スティーヴ・マックイーン、ダスティン・ホフマンという2大スター共演、『猿の惑星』『パットン大戦車軍団』『ブラジルから来た少年』の巨匠フランクリン・J・シャフナー監督作。
ジェリー・ゴールドスミス手掛けたもの哀しげな音楽も美しい。

ほかにも観たい作品続々。
とりわけ「サーチライト・ピクチャーズ30周年」を祝してリヴァイヴァルされる6本『(500)日のサマー』『リトル・ミス・サンシャイン』『シェイプ・オブ・ウォーター』『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』『ジョジョ・ラビット』はいずれも傑作。

また「マッドマックスコンベンション2025」の一環として行われる、『マッドマックス』第1作目の上映+「ヒストリー・オブ・マッドマックス」の著者メルヴィン・ゼッド氏によるサイン会も、超貴重な機会ですので、ぜひ。

え、なんで急に『ストレンヂア 無皇刃譚』やるの? という疑問はもう少しお待ちいただけると氷解します。発表をお楽しみに。