≪第二回 新・午前十時の映画祭≫にて、映画『飢餓海峡』デジタル版が公開されることを記念して、
惹句(じゃっく)師・関根忠郎氏によるギャラリートークを開催します!
本作の公開当時、東映宣伝部に在籍され宣伝に大きく携わった関根忠郎氏に、内田吐夢監督初の現代劇にして超大作がいかにして宣伝・公開されたかをはじめ、映画『飢餓海峡』にまつわる様々なエピソードをお話しいただきます。
イベント詳細
【聞き手】斉藤守彦氏(映画ジャーナリスト)
日時■2月8日(日) 13:30頃〜 (10:00からの上映終了に合わせて)
場所■シネマ・ツー 1階カフェスペースにて
☆どなたでもご参加いただけますが、カフェでの飲食のご利用をお願い致します。
☆席には限りがございますので、あらかじめご了承をお願い致します。
☆上映劇場とトークショー開催の建物が異なりますので、ご注意くださいませ。
『飢餓海峡』は2月7日(土)〜20日(金)の期間、連日朝10:00から上映致します。
「飢餓海峡」
監督 内田吐夢
出演 三國連太郎/伴淳三郎/高倉健
日本公開年 1965年
©東映
北海道・岩内で質屋一家が惨殺された。現場を離れる3人の男たち。その頃台風が青函連絡船を襲い、500人以上の死者が出た。引き取り手のない2つの遺体、この2人こそが質屋一家の犯人だった。3人目の犯人はどこに消えたのか?執念の刑事・弓坂(伴淳三郎)の追跡が始まる。しかし3人目の犯人・犬飼(三國連太郎)の足取りは掴めないまま10年の歳月が流れる。
時代劇の大家・内田吐夢監督が現代劇に挑む長篇サスペンスドラマ。「東映WlO6方式」と呼ばれる実験的な作風が、戦後の混沌とした時代と事件の裏に潜む人間の執念を浮き彫りにした。三國連太郎が過去を背負う男を鬼気迫る演技で表現。左幸子の情の厚さ、喜劇俳優・伴淳の堅実さも強い印象を残している。日本映画史上に燦然と輝く傑作。
【昨年11月に惜しまれながら亡くなられた高倉健さんが、京都の刑事・味村時雄役で登場。網走番外地シリーズなどでドル箱スターになる直前の精悍な健さんの佇まいも美しく修復された映像で堪能できます。】
DVD発売中
販売/東映 発売/東映ビデオ
税抜価格2,800円
【関根氏による発売中の関連書籍】
『関根忠郎の映画惹句術』著:関根忠郎 発売:徳間書店
四六版ソフトカバー 352ページ+カラー口絵4ページ
ISBN:978-4-19-863465-0
定価:2,100円(本体2000円+税)