ヘルムホルツ共鳴器。
aスタジオに装備したこの漆黒の角材状のものは、わずかに開いたスリットから音を吸い込み、内部空間で共鳴させて相殺、必要ない音を消すという装置。
これでaスタジオの、スピードが早く、輪郭が感じられる重低音をさらに磨き上げる。
オーディオに詳しい方なら、バスレフ型スピーカーの逆をやっているとお考えいただければわかりやすい。
オカリナやギター等の楽器は、この理屈で共鳴させて音を出している。
重低域は音の屋台骨。それが変わることは、すべてに影響することになる。
すなわち全体として、よりクリアにきらめき、よりクリアに拡がり、よりクリアに重くなる。
音はスピーカーだけでなく、空間が創るのだ。
写真の通り、スクリーン周辺、そして後方の壁にも埋設してある。
でもスピーカーならまだしも、吸音設備なんて、売りになるわけがないだろうって?
誰の背中も拝まずに走り続けようとするならば、正気でいては成し遂げられない。
〇aスタジオ 2020 autumn こけら落とし作品
『鬼滅の刃 無限列車編』
『Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編』
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
『REDLINE』
※すべて通常料金。各種割引適用