チョウ・ユンファ!
それはかつてジョン・ウー監督とともに暴れ回り、世界中の銃撃戦シーンを一変させたアクションヒーロー。
亀仙人とか、劇団ひとりの元ネタとか、そうじゃないんだよ!
香港映画界が誇る最高の役者のひとりなのだ。
そのユンファががっつり活躍する新作『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』が2月7日(金)公開。
天才贋札師の話とくれば、バレるバレないの静かなる緊迫のサスペンスになりそうなものだが、銃撃、銃撃、大爆発のサービス。
香港映画界は大事なことがわかっている。
『インファナル・アフェア』の脚本家が仕掛けるこの期待作を、まさかシネマシティでも上映させていただけるという歓喜に、これは何かしなければならないという使命感にかられ「チョウ・ユンファ祭」決定。
まずはこの1作がなければクエンティン・タランティーノ監督のデビュー作『レザボア・ドッグス』も無かったと言っていいであろう伝説的傑作『男たちの挽歌』を【極音】で。
2月1日(土) – 7日(金)の1週間限定Blu-ray上映。
銃を撃つ、撃たれるという動きを、まるでバレエのように振りつけることで、銃撃戦を華麗でワイルドなダンスシーンみたいに変えてしまったのが本作。
ロングコート二丁拳銃、横っ飛びシューティング、ノールック射撃!
そして雑魚は1発でもくたばるが、主要人物は何発か撃たれてもすぐに死ななくてもいいという生命のあり方における新ルールを開発(これは特に『男たちの挽歌II』でより明確化され確立する)。
これがバツグンに映画を面白くさせることに。
そして欠かせないのはチョウ・ユンファのこの色気よ。
お札燃やしてこんなにカッコいいのは、暗がりで靴を探す大正時代の成金と、チョウ・ユンファだけ。
見逃したらスクリーンではもう一生観られないかもしれないぞ!
『香港、華麗なるオフィス・ライフ』(2015)
そして「ミュージカル劇場宣言!」を行っているシネマシティがやらなければ、もうどこもやらないであろう、ジョン・ウー監督に並ぶ、もう一人の香港の天才監督ジョニー・トー先生による、ミュージカル映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』。
残念ならがチョウ・ユンファは歌うことを断固拒否したので、歌なし。
すごい現実離れしたきらびやかなセット美術で、さすがに魅せます。
「ミュージカル劇場宣言!2019-2020」番外編的な感じでどうぞ。
日時■
『プロジェクト・グーテンベルク』
2020年2月7日公開
『男たちの挽歌』
2020年2月1日(土) – 7日(金) 1週間限定上映
『香港、華麗なるオフィス・ライフ』
2020年2月15日(土) – 21日(金) 1週間限定上映
会場■シネマ・ツー/スタジオ未定
料金■全作通常料金 ※各種割引適用
チケット■通常スケジュールにてWeb予約、ツー窓口販売
上映時間確認およびWeb予約はこちら
『プロジェクト・グーテンベルク』
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/1888
『男たちの挽歌』
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/1889
『香港、華麗なるオフィス・ライフ』
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/1890