探偵小説の巨匠・横溝正史が描く金田一耕助シリーズのなかでも指折りの名作と言われる同名推理小説を基に、昭和の時代劇スター・片岡千恵蔵が金田一耕助を演じるシリーズ物の一本として1954年に劇場公開。
その後、原版が消失したことで再度見ることが叶わないといわれていた幻の作品。
しかし、本作の上映用16mmフィルムが一般の方によって奇跡的に発見され、2024年に寄贈という形で約70年ぶりに東映のもとに還ってきた。
発見されたフィルムは長い年月の間に映像と音声の劣化が進みとても上映できる状態ではなかったが、4Kスキャンと東映グループの修復技術を駆使してデジタルデータとして本作をよみがえらせる復刻プロジェクトを発足。
クラウドファンディングで多くのファンの支援を受け、現在の最高の技術で鑑賞にたえるレベルの上映素材が完成。
2025年1月には復刻披露上映会が開催された。
そんな本作のパッケージ版一般販売を記念して、シネマシティにて3日間の限定上映が決定。
最終日の29日には、16mmフィルムを発見し東映に寄贈した二松学舎大学教授の山口直考氏をお迎えするトークショーも実施いたします。
大変貴重な機会をお見逃しなく。
日時■
2025年10月27日(月)-29日(水) 連日18時30分開映(3日間上映)
登壇予定■山口直孝(二松学舎大学教授/フィルム寄贈者)/下村健(日本映画史家/ライター) トークショー付き回:10月29日(水) 上映前トークショー
※出演者は予告なく変更となる場合がございます。
会場■未定
料金■2,000円均一