『眩しくて見えなかったから 長い瞬きを繰り返した』
1月27日(日)21:00~一夜限りのイベント上映×舞台挨拶
公式HP http://www.mabushikute.com/
監督は『Tronto Japanese Film Festival』 『山形国際映画祭』『広島映像展』など、国内外で数々のタイトルを受賞している池田圭監督。
キャストに<LDH DREAM GIRLS AUDITION>第1回グランプリに輝く城戸愛莉が初主演でヒロイン・汐里役を熱演。
園子温監督『夢の中へ』に 出演の結城貴史や、北野 武監督『アウトレイジ』出演の渡辺奈 緒子、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督『BABEL』をはじめ国内に留まらない活躍を見せる末松暢茂、 女優としてのみならずモデル、ラジオ・パーソナリティと幅広く活動中の高山 都など、個性的な面々がスクリーンに登場します。
場所■シネマ・ツー/cスタ
当日券販売■シネマ・ツー1Fロビー 20:00から
料金■1,200円均一
登壇者(予定)■城戸愛莉/末松暢茂/結城貴史/渡辺奈緒子/高山都/坂上嘉世/星ようこ/池田圭監督
ストーリー
両親を失った少女みゆきは一人、ある島の食堂に預けられた。
その食堂には少年のような変わった少女汐里もいた。
汐里は昔から病弱で、それを隠すように乱暴でいつもまわりに迷惑をかける問題児だ。
汐里も母親から見放され、島に預けられた身だった。
食堂を営む梓とみゆきと汐里の不思議な共同生活がはじまる。
この島の人々は成長を続ける現代文明に逆らう様に、ただ一つの風力発電の電気と
自給自足で生活を営むそんな島だ。
時が止まったように、静かで、聞こえてくるのは風の音と、波の音だけ。
都会で何かを失って傷ついた人々があつまる島で、みゆきは色んなことを
感じ、血のつながらない汐里と梓とも本当の家族になっていった。
そしてまた一人この島に引き寄せられるようにやってくる青年の姿が。
その青年純はデビューが決まったバンドのギターリストだ。
しかし、ギターを弾くことが出来なくなり、大事なライブ直前に逃げ出してきたのだ。
そして、音の無い、何もかもが無いこの島にたどりついた。
そして純も梓の食堂で働きはじめる。
汐里は言葉少なで柔らかい雰囲気の純に惹かれはじめる。
その感情が恋とも分らず、戸惑う汐里。
何もない島だけどみんなで静かに暮らす、それだけで幸せだった。
そんな時、都会から純を追ってバンドのマネージャー絢がやってきた。
静かなこの島に不穏な音が鳴りはじめる。
汐里はそこではじめて、都会のこと、純のこと、音楽のことを知る。
島の人々は戸惑い、純もまた葛藤する。
自分には何も無い汐里はまた純に音楽をやってほしいと願う。
大切な何かを失った人だけが訪れるこの島。
何もかもが溢れすぎている都会で、大切なものを見失う事。
何もかもが手に入れられる世界で、大切なものを失くす事。
汐里はそれが
眩しくて見えなかったから長い瞬きを繰り返した