【アメオトノオト】<再誕bスタ語り 01>【Dolby Atmos】に対応しました!

立川シネマシティの映写チーフの雨宮が、個人的に音推しの作品についてコメントしていく【アメオトノオト】。
これから数回に分けて、音響好きな方のために詳しく語っていく予定の<再誕bスタ語り>始めます。
第1回はとうとう導入した【Dolby Atmos】について。

とうとう私の悲願でもあった【Dolby Atmos】にシネマシティも対応しました。しかもMeyer Soundのスピーカーで。

本当に大変で計画が動き出して2年もかかっています。しかし、その大変さを吹き飛ばすほど嬉しいです。
ただ、あまりにも費用がかかってしまったためこの嬉しさは私だけかもしれません。どうやって費用の回収をするんだという冷ややかな視線も感じますが、私は映写スタッフ。お客様に楽しんでもらう上映設備の事を考えるしかできないのでビジネスはわかりません。ごめんなさい!!

と言いつつも今回はほぼ私のワガママを詰め込ませてもらったので、お客様にいっぱい来てもらわないとというプレッシャーもあります。工事が始まり三ヶ月、ずっと胃が痛いくらいにはプレッシャーを感じています。再誕したbスタジオでの観賞は最高の映画体験になりますので、是非bスタジオへ来ていただけると嬉しいです。

とはいえ、何故に最高の映画体験になるのかというのが漠然としていると思いますので、オープンまで【アメオトノオト】で何回かに分けてbスタジオの進化を説明していこうと思います。

【Dolby Atmos】とは

そもそも【Dplby Atmos】とは何かと思う人もいるとおもいますので、なるべく簡単に説明します。
映画を映画館なり家なりで良く観る人は一度は見た事がある単語だとおもいます。最近は音楽なんかにも使われています。この【Dolby Atmos】とは何かというと「立体音響」と言われる物の一つです。前後左右、頭上の床以外のおおよそ全ての方向から音が聞こえます。

鳥が飛んでいく音や雨の音なんかの立体的な音の表現がさらにリアルにできるという事がわかりやすいですが、それ以上にその映画の場面の空間をよりリアルに表現できます。

さらには【Dolby Atmos】は今まであった色々な映画館の音響ルールがたくさん見直されていて、より体験として映画を楽しめるようになっています。ド派手なアクション等のエンタメ的な体験だけではなく物語への没入感としての体験もです。

ちなみに今までの【Dolby Atmos】以外の映画も普通に上映可能です。
そうすると、天井のスピーカーを使わない従来の音の映画は今までと一緒なのか?と思うかもしれません。

【Dolby Atmos】対応で凄いところはそうではないところです。

従来の音の映画では、音が鳴る方向の数は従来通り一緒で天井のスピーカーは使わないのですが、スピーカーのセッティングや配置が【Dolby ATMOS】に対応する時に先述した見直された音響ルールにアップデートされているため、従来の音の映画も今まで以上の表現力で体験できます。

一応プロセッサーという音の信号を司る機械の方で、従来の映画館の音響ルールに変換して上映されるのですが、どうも少し違う感じになっています。なによりスピーカー配置と音の出し方が従来とは違うルールで一新されている事が一番大きい良い変化になっています。

再誕祭ではあえて従来通りの5.1ch/7.1chの映画も上映リストにありますが、これは【Dolby Atmos】上映に限らず今まで以上に楽しんでもらえるというのを広めたいという意味もあります。

この素晴らしい日本で唯一のMeyer Soundのスピーカーで出来た【Dolby Atmos】の劇場で映画を楽しんでもらえたらと思います。


次回は導入した機材たちの説明を少し深く説明しようと思います。