【初日舞台挨拶】1/24(土)公開『百円の恋』安藤サクラさんご登壇!

2015年1月17日

2014年第88回キネマ旬報ベスト・テンにて、日本映画部門8位、安藤サクラさんは主演女優賞を受賞。
現在大注目されている作品『百円の恋』を、ついにシネマシティで上映します。

さらに、公開初日には安藤サクラさんと武正晴監督の舞台挨拶も決定しました。
この機会、絶対に逃してはなりません!皆様のご来場をお待ちしております!

〈舞台挨拶〉
日時■1月24日(土) 14:35の回 上映終了後
場所■シネマ・ワン(高島屋隣り)8階 kスタジオ
登壇者■安藤サクラさん(予定)
料金■通常(各種割引あり)
チケット販売■web予約 有料会員シネマシティズン1/20(火)0:00〜/一般1/21(水)0:00〜
       窓口 有料会員シネマシティズン1/20(火)9:30〜/一般1/21(水)9:30〜
※舞台挨拶回をご鑑賞のお客様のみ、ご参加いただけます。

負けっぱなしの人生から這い上がろうとする女と挫折を経験した男の、再生の物語。

斎藤一子は32歳にもなって、働きもせず実家に引きこもり、自堕落な生活を送っていた。
離婚し、子供を連れて出戻ってきた妹の二三子は、何もせず、親の脛をかじりながらダラダラと生きている一子に苛立ち、衝突を繰り返していた。ついに、ひょんなことから大ゲンカになり、一子が家を出ることに。「あたしが出てく!」と見栄を切ったものの、あてもお金もない一子は、仕方なく、夜な夜な買い食いしていた100円ショップの深夜労働を始めた。
そこは、うつ病を抱えた店長、ギャンブル好きのバツイチ、売り上げを盗んで100円ショップをクビになった元ソープ嬢、浮浪者など、個性豊かな底辺の人間の巣窟だった。慣れない労働に勤しむ、一子の唯一の楽しみは、近くの〈青木ボクシングジム〉でストイックに練習をする一人の中年ボクサー・狩野を見ることだった。ある日、100円ショップにバナナを買いに来た狩野と、一子は初めて言葉を交わす。狩野はバナナばかり買うという理由から〈バナナマン〉というあだ名がつく、常連客だった。
狩野から、「断られなさそうだから」という理由でデートに誘われた一子は、初めてボクシングの試合を見る。そしてそれは、狩野の引退試合だった。殴り合い、肩を叩き合う、ボクシングの試合に一子は強い羨望を抱き、足の赴くままに自らも青木ジムでボクシングを始める。一方、引退を負け試合で収めてしまった狩野は自暴自棄になって、深夜の100円ショップに転がり込んでくる。そんな、狩野を介抱するうちに、二人は体を重ねるようになる。一子は、二人の生活に儚くも小さな幸せを感じていたが、ある日、狩野は帰ってこなくなる。悔しさと情けなさと怒りを、静かにぶつける様に一子はどんどんボクシングにのめり込んでいく。「百円程度の女」だった自分を奮い立たせるために。そこに見出したのは、仄かだが、確かな希望だった。

監督 武正晴
出演 安藤サクラ 新井浩文 
配給 SPOTTED PRODUCTIONS
公式サイトhttp://100yen-koi.jp/
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