立川シネマシティの映写チーフ、雨宮が【雨音 AMEOTO】のサインをつけた、個人的に音推しの作品についてコメントしていく【アメオトノオト】。

《月イチ アニオール》11/15(土)23:00 お嬢様×ロック!「ロックは淑女の嗜みでして」オールナイト全話一挙上映決定 – シネマシティNEWS
皆様こんにちは、5か月ぶりの【アメオトノオト】ですね。ここの書き方も忘れてしまって思い出しながらになってしまっています。
今回は映画作品ではなく《月イチ アニオール》の内容となります。
11月15日(土)に行われます《月イチ アニオール》での「ロックは淑女の嗜みでして」ですが、個人的にとても推している作品なので是非ともこの機会にライブ機材で構成されているaスタジオで皆様にご覧いただけたらと思っています。
アニオール自体、もう結構な回数を重ねて色々な作品を上映してきました。
先月の「SSSS.GRIDMAN」は「極爆」だっため音響家の増旭様の仕込みでしたが、基本的に私の方でいつも仕込みをさせていただいています。
地上波のアニメを上映するという事でメディアはBlu-rayディスクとなっており、普段の映画とは違う環境での上映となっています。
「ピンポン」の上映から少し機材のアップデートをしまして、だいぶ音質の改善とダイナミクスがとれるようになりました。それでも元は家庭を想定されたメディアで、映像も音声も家庭を想定されたものとなっています。
その家庭用の素材を映画館のシステムで上映するというのは思っている以上に奥が深く難しいとアニオールを通して深く痛感しています。
映画は、世界基準で上映環境のルールがあります。シネマシティも例にもれずそのルールをベースとして日々上映しております(作品の音響調整に関してはまた何れ)。
しかし、家庭用のメディアではそういったルールはありません。私が知らないだけかもしれませんが、自由に家のテレビで観るという事を想定した物のためそういったルールは意味をなさないと思っています。
その為、ある意味では無垢な素材となるので、毎回上映する環境に合わせて調整する事が必須となります。
どうしたら劇場の環境に合わせて上映できるかというのを考えながら、あの手この手で毎回新しい試みを試し、皆様の反応を見て常にアップデートしていっております。あまり気付かれはしない程度とは思いますが、地味に毎回セッティングのコンセプトは作風をしっかりと考えながらで違っています。
今回の「ロックは淑女の嗜みでして」は過去一と言えるくらいには少しセッティングも冒険しました(ただ爆音で出すという意味ではないです)。
彼女たちの音をフェスのような感覚で体験してもらえたらなと思いました。
それも全ては今回のお越しになってくださる皆様と交わり(セッションし)たいからです。
後悔させませんので、時間は大変厳しいと思いますが中指立ててお待ちしております。
今回いっぱい席が埋まるとまた私の好きな作品取ってきてくれるって言われてるからいっぱい入ってほしい
余談ではありますが、bスタジオの『劇場版総集編ガールズバンドクライ前編 青春狂走曲』もcスタジオの『極音』の後編の前に楽しんでもらって損はないようになっているかと思いますので、「ROCK FILM FESTIVAL 2025」も併せて今週はロックを是非シネマシティにてライブハウスの様に楽しんでいただければと思います。