6月もシネマシティらしさ、出していきます。
発表後、大きな反響をいただいているシネマシティ独自の音楽映画企画「NOTHING BUT おんがく」がついにスタート。
邦画がアツく、日本映画を支える才能のひとり、李相日監督の新作『国宝』、カンヌ映画祭コンペティションに出品されている『PLAN 75』の早川千絵監督の新作『ルノワール』と映画ファン必見作品が2本も。
注目すべきは『クリード チャンプを継ぐ男』『ブラックパンサー』のゴールデン・コンビ、ライアン・クーグラー監督&マイケル・B・ジョーダン主演の『罪人たち』はまさかのホラージャンルにしてアメリカで超特大ヒット。
『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口史靖監督が放つ『ドールハウス』がその対抗馬か?
他にも面白そうな作品たくさん。雨の日はやっぱ映画館だね。
あの伝説の押井守監督初実写作品『紅い眼鏡』の4Kレストアかつ5.1ch音声化によるリヴァイヴァル、シネマシティも参戦!
川井憲次サウンドをより輝かせる【極音】と4K RGBレーザープロジェクタ上映で、公開当時では考えられなかったクオリティでお届けします。
今作がこの後『ケルベロス 地獄の番犬』『人狼 JIN-ROH』に繋がる「ケルベロス・サーガ」のはじまり。
ビッグネーム声優さんたちの若き日の姿が観られるのもアツい。
作品ページはこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3433
とにもかくにも6月はまずこれ観ないと、と思わせる傑作オーラを放つのが李相日監督の新作『国宝』。
極道の家に生まれた青年が、歌舞伎の名門の家に引き取られ、その家の実の息子と競い合いながら歩んだ激動の人生を描く。
李監督作品としては『悪人』『怒り』に続く3作目の吉田修一原作となる。
すごく個性的な映像だなと思って調べたら、撮影はなんと『アデル、ブルーは熱い色』のソフィアン・エル・ファニ。レア・セドゥ出演、カンヌ映画祭パルムドール受賞作。こりゃ気合い入ってるな。
作品ページはこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3433
ここ最近、何かと物議を醸しがちなディズニー実写化作品だけど、これはいいんじゃないの?
大人気キャラ、スティッチの実写化もすごく上手くいってる感じ。
ディズニーランドの「魅惑のチキルーム」がスティッチ版に変更になってから早17年。
もはや最初のチキルームを覚えている人のほうが少なくなってきたくらい定番人気キャラだけに、これは楽しみ。
作品ページはこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3447
5歳の娘を亡くした夫婦が、哀しみを癒やすために人形をかわいがる。
しかしやがて新たに娘が生まれると、当然人形は放置されることに…。その娘が5歳になったとき、娘はその人形と遊ぶようになり、おかしなことが起こり始める…。
映画ファンなら『A.I.』を、漫画読みの方なら楳図かずおの傑作「ねがい」を想起する設定。
『ドールハウス』は、あの矢口監督作品だからありきたりのホラー映画とは一線を画すだろう、と期待。
作品ページはこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3450
邦画としては貴重な、まだ数年前の事件を取り上げる社会派ドラマ『フロントライン』。
いまや徐々に思い出になりつつある「コロナ禍」の、日本における最初の話題のきっかけとなった豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号での集団感染。あのとき対策に動いた災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」の奮闘を描く。
間違いなく物議を醸す題材ながら、果敢に制作に踏み切ったことに賞賛を贈りたい。
無難なウケの良いものだけ作っていては、文化は衰退する。
作品ページはこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3412
フランシス・フォード・コッポラ監督86歳。
おそらく最後の超大作と言ってもいい今作『メガロポリス』を、観ないという選択肢は映画ファンにあるだろうか。
なるほど、すでに公開された国々では評判は芳しくない。
だが思い出してほしい。かの『地獄の黙示録』だって公開当時は否定意見もかなり多かったのだ。
21世紀のアメリカを古代ローマ帝国になぞらえ、大災害に見舞われた街を、貧富格差の是正を企図しながら再建しようと挑む天才建築家カエサルの戦いを描く。
映画は必ずしも面白くなくていい。ただ一瞬でも魂を震わせるくらい凄ければいいのだ。
作品ページはこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3457
『PLAN 75』を観た時の衝撃は忘れ難い。
冒頭5分。薄暗い廊下。暗がりの中でぼやけてファンタジーのように輝くかわいらしい光のかけら、バロック風の静かなピアノ。向こうの廊下の端にぼやけた人影が横切る。立ち止まり、急に持っていたものを落として走り去る。そして唐突に、手前にぬっとあらわれる男の影。その腕は血まみれで、ショットガンを抱えている。男はとぼとぼと歩き、洗面所で赤黒く汚れた手を洗う。画面が切り替わって、建物の外、穏やかな陽光に照らされながら倒れてゆっくり車輪が回っている車椅子が映し出される。
この戦慄させられる緊張感と、映像と音楽の美しさの激烈なコントラストに、寸時にて日本映画界に凄まじい才能が現われたことを知る。
長編初監督作品にして、この演出、映像構築のクオリティと、脚本も自ら手掛けて挑戦的な倫理学的テーマを選ぶ強靱な作家性に、すっかりファンになってしまった。
その早川千絵監督の新作、期待するなというほうが難しいだろう。カンヌ映画祭のコンペティションに出品され、評判も上々と聞く。
『ルノワール』、楽しみだ。
作品ページはこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3457
こんなとんでもない高評価なこと、ある?
しかもアメリカでは興行的にも特大ヒットをかましたのが『罪人たち』。
『クリード チャンプを継ぐ男』『ブラックパンサー』のライアン・クーグラー監督がホラー映画を撮るという意外性。
だが奇策ではなく、あるダンスホールのオープンに集まった人々が「招かれざるもの」に襲われ、朝まで生き残れるのか…というホラー王道の設定で攻めるのがいい。
これは面白確定でしょ。めっちゃ楽しみ。
作品ページはこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3457
シネマシティ案件、来た!
エンジン音ならまかせろ。『フォードVSフェラーリ』『グランツーリスモ』『アライブフーン』のサウンドを思い出せ! 【極爆】でいくぜ。
『F1/エフワン』はあの世界中で大ヒットした『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督の新作。
伝説のF1ドライバーが、最下位チームを救うために現役復帰。ルーキーと揉めながらも力をあわせて頂点をめざしていく…ってこれほぼ戦闘機をF1カーに置き換えただけやん!
こういうのでいいんだよ。
作品ページはこちら https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/3457
ほかにも作品いろいろ。
シネマシティ独自企画も散りばめて、雨多き憂鬱気味な季節を明るくしていきます。