立川シネマシティの映写チーフ、雨宮が【雨音 AMEOTO】のサインをつけた、個人的に音推しの作品についてコメントしていく【アメオトノオト】。
『DUNE デューン 砂の惑星』
a,b,eスタジオ
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2271
とんでもない映像クオリティとサウンドクオリティでやってきた『DUNE デューン 砂の惑星』。タイトルの規模感からして絶対にクオリティが高い映画だというのは予想していた事だが、予想していても圧倒されるクオリティ。
なにより、音の密度がヤバい。密度がヤバく濃厚なので見終わったら疲れるかなと思いきや、後味はスッキリした不思議なサウンドデザイン。スッキリの素はなんだろうと色々探ってみた結果、ああこれか!と面白い音作りをしていた。皆様も一緒にこの濃厚なんだけど後味スッキリな不思議な音を考察してもらいたい。
『燃えよ剣』
f,iスタジオ
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2270
かなり烏滸がましい言い方ではあるが、最近の邦画のサウンドクオリティレベルは着実に上がってきていると感じている。そしてこの『燃えよ剣』はサウンドクオリティの高い邦画としてオススメできる邦画だと思う。
テレビの音ではなく、映画のサウンドとして重心が低い説得力のある音になっていて、サラウンドなどの情景の表現もエフェクトとして使うのではなく、環境や演出としてかなり緻密に作られている本作品。洋画のいい音とは違う邦画としての良い音としてとてもオススメである。
何より、アイドルなのに格闘武術の達人でアクションもできてしまう岡田准一の殺陣は、やはり凄いものである。
動きが武術家のそれに素人ながら見える。その動きに合わせた説得力のある重心のある音がとても心地がいい。
岡田くん本当かっこいいな。
ちなみに、fスタジオももちろんオススメだが、ものすごい優等生的なサウンドシステムであり、スクリーンの体感満足度が実はとても大きいiスタジオも試してみて欲しい。シネマシティ最大スクリーンのbスタジオより下手したら体感は大きく感じるかもしれない。