【アメオトノオト】『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』

立川シネマシティの映写チーフ、雨宮が【雨音 AMEOTO】のサインをつけた、個人的に音推しの作品についてコメントしていく【アメオトノオト】。

『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』
eスタジオ、cスタジオ(土曜のみ)/上映中
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/2128

この『EUREKA』の音を聴いた時の真っ先に思った感想が「あ、長編アニメ映画の音だ」だった。
どいうことかというと、ジブリなどの長編アニメ映画の音はテレビ放映作品とは全く違い、映像に対して空間を感じる事ができて、舞台の変化にともなって、壮大な感じだったりこじんまりした感じだったりと表現の幅がとても広い。
映画として作られているわけだから当たり前なのだが、その当たり前の中でも長編アニメ映画の独特な感じというか良さがある。その「独特な良さ」に映写をしていても最近あまり出会えていなかったのでとても感動してしまった。

そして観ながら「うぉー音の作り方がジブリみたいだなー」と一人感動していたのだが、それもそのはずである。若林音響監督だったのだ。『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』などのジブリ作品を手がけているまさにその人。
映写の仕事をしているのに前作の時に意識できていなかったのが恥ずかしい。

映像も今回は新作になっており、『エウレカセブン』といえばいわゆる板野サーカスとキャラクターの豊かな表情だと個人的に思っているのだが、とても『エウレカセブン』を感じられるので是非劇場で『EUREKA』を見届けて欲しいと思う。